Fさんより 吉祥女子中学校進学
私は、3年生の2月ごろ兄が受験をしたことをきっかけに塾に入ろうと思い鼎に入塾しました。
4年生の時は二学期から始まった復習ノートをとにかく頑張りました。
5年生の夏ごろから受験校を考えはじめ、いろいろな学校を見学しました。その中で一番行きたい!と思った学校は雙葉でした。雙葉に行きたいと思うようになってからは、いつも雙葉に受かることを考えていました。6年生になってからも第一希望は雙葉にして、毎日頑張って勉強しました。勉強に集中できない時は雙葉のパンフレットを見て頑張ろうと思うようにしていました。12月に入ってからは社会が足を引っ張っていたので、復習ノートと戯言ノートを両立して頑張りました。そうしたら点数が思うように取れなかった公民で点数が取れるようになりました。
そして埼玉入試が始まりました。まず私は1月10日と11日に開智所沢を受けました。結果は10日合格、11日は不合格でした。11日が不合格だった時は少しショックでした。しかし、そのあとすぐに浦明があったので、浦明でがんばろうと思い、気持ちを立て直しました。
そして浦明の試験当日、浦明の結果次第で2月1日に受けるところが変わると言われていたので、開智所沢の時とは比べ物にならないくらいに緊張しました。はじめの国語で問題を見たときに全く内容が頭に入ってこなくて、抜き出しが4問できないまま終わってしまったので、休憩の時に落ちたかもしれないと思いました。しかし、先生たちに前の教科のことは忘れろと言われていたので、なんとか忘れて算数のことだけ考えるようにしました。そして算数が始まりました。算数ははじめ計算から間違え、ダイヤグラムもなぜか小さく書いてしまい、ひどい状態で終わりました。そして理科、社会と受け塾に戻りました。塾に戻り自己採点してみたところ、国語は思ったより点数が取れていましたが、算数がボロボロにやられていました。先生が出した合格ラインより大きく下回っていたので私は確実に落ちたと思い、このままだと雙葉を受けても意味がないんじゃないかと思いました。
やはり結果は不合格でした。しかし浦明の経験から本当に最後まであきらめてはいけないということを学びました。やりきることを練習するため30点加算は無いけれど、16日の栄東を受けることになりました。栄東では今まで受けた3校の中で一番やり切れた自信があったので、これは受かっただろうと思っていました。しかし結果は不合格でした。自信があった算数で、成瀬先生にもう少し取れたと言われた時はものすごくショックでした。
浦明の結果が不合格だったので、2月1日をどうするかを家族で話し合いました。私は雙葉が不合格だったときに、吉祥女子を受ければよかったと後悔するより、2月1日に吉祥女子にして不合格だったほうが後悔しないと思い、ずっと行きたいと思っていた雙葉をあきらめて吉祥女子にしました。それからはずっと吉祥女子のことを考えて、全力で頑張りました。
そして2月1日を迎えました。本番は浦明のときよりもリラックスできてよかったです。一番苦手だった社会では、過去一番くらいの点数を取ることが出来ました。とてもうれしかったです。そして合格発表を見るときは、本番の試験よりも緊張しました。「合格おめでとうございます」という文字が見えたときは、安心と喜びで泣きました。今までで一番うれしかったです。
この3年間たくさん笑わせてくれたり、励ましてくれてありがとうございました。鼎できたえた勉強習慣を吉祥女子で活かしてがんばろうと思います。
Fさんのお母さまより
娘の受験が終わって数日経ちました。地に足が付かないような毎日を送っていましたが、ようやく日常生活に戻ってきました。とはいえ、娘は小4からがっつり鼎生活を送っていたので、今日何をしたらいいのか、勉強しないで寝ていいのか、とまだまだ落ち着かない様子です。
3年生の終わりから鼎に通い始め、5年生の夏に行きたい学校が見つかってからは、何時間も復習ノートに時間をかけ、休みの日も強制的に外に連れ出さないとずっと宿題をやり続ける生活でした。我が子ながらひたむきに勉強に向き合う姿をたくましく思うとともに、この生活を入試本番まで続けていけるか心配でもありました。
5年生の終わり頃には、不得意だった算数が得意科目になるまでに成長しましたが、合不合やサピックスオープンではなかなか結果に結びつかず。頑張っても頑張っても成績はほぼ横ばい。思うように点数が取れず、本人も辛かったと思います。
12月の模試の結果を受けて、最後の面談にはだいぶ重い気持ちで向かいましたが、先生方は、模試の偏差値や点数だけではなく、日々の勉強に対する姿勢や、娘が書いた解答を細かく見てくださり、点数には結びついていない、娘が成長している部分をよく見てくださいました。成績だけでなく、娘としっかり向き合ってくれている先生方の話を聞き、鼎で受験に挑戦できて本当に良かった、と思ったのを覚えています。
そんな中で迎えた1月入試。4回の受験のうち、1校からしか合格を頂けず、頭ではわかっているつもりでしたが、中学受験の大変さを実感する事になりました。
特に第一志望校を受けるかの目安にしていた学校の帰り道では、ずいぶん落ち込んでしまい「ダメかも・・」とポツリ。「頑張ろう」も「大丈夫」も違う、これまで必死に努力してきた娘にどう声をかけたらいいのか、言葉が見つかりませんでした。
それからの数日は、私が娘の不安を和らげフォローをしなければいけないのに「もう合格は見せてあげられないのか」「志望校を決めるときにもう少しアドバイスができなかったのか」と勝手に心配しては不安になっていました。
娘の前では気丈に振る舞っているつもりでしたが、娘がどう思っていたか怖くて聞けません。今思い返しても、あの時期の記憶は曖昧で、ただお弁当を作り、おかえりと元気に迎える事しかできていなかったと思います。
私がこんな状況でしたので、毎日鼎に通えたことは本当に救いでした。成瀬先生が娘と面談をしてくださり、冷静に、前向きに、自分の第一志望の学校はどこなのかを考えさせてくれました。娘は2/1に受験する学校を自分で決め、パンフレットを見ては気持ちを奮い立たせていました。
そして2/1の早朝、受験会場に行く前に寄った鼎から出てきた娘の表情は、凛としていて自信に満ち溢れていました。親がどんな言葉をかけてもそんな表情は決して見せなかったのに、長年見てくださった先生の力は本当にすごいです。
鼎の先生方は、人見知りで、恥ずかしがりやの娘のそのままを受け止めてくれました。それが娘の自信につながり、本番に臨めたのだと思います。
毎日朝から晩まで徹底的に付き添い、指導してくださった先生方には感謝してもしきれません。本当に、本当にありがとうございました。
追記:先日から、スタートダッシュ講座が始まり、またお世話になっています。
娘は早速、意気揚々と復習ノートに取り組んでいました。すっかり鼎スタイルが身についているようです。(成瀬先生、仕事を増やしてしまってすみません!)
受験がゴールではない、これからの人生を自分の力で生きていけるように鍛えていただきました。深く感謝しております。