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2021年度 合格体験記

Qさんより 洗足学園中学校進学

私が鼎に入ったのは、小三の時だったと思います。お姉ちゃんが入っているという友達に誘われたのがきっかけです。
クラス分けが始まってからずっと一組(一番上のクラス)で、社会以外全然ダメだった私が二組(上から二番目のクラス)に落とされたのは、五年生の冬でした。その時はショックでしたが、今思えば良かったです。二組の方が私のレベルに合っていたみたいで、そこから“自分的には”上がったと思います。二組に行ってから少し経てばクラスにもなじめ、先生達も面白いので、人間関係を心配する事なく楽しく授業を受けられました。
六年の夏に、一番苦手な算数の復習ノートをサボっていた時期がありました。それが原因で算数が全く解けなくなってしまい、みんなに差をつけられてしまうと焦ったので、これを読んでいる皆さんは出来るだけ先生の言う通りにした方がいいと思います。(冗談も言うので注意)大体当たります。
などと鼎で時間を過ごしているうちに、一月受験の日がやって来ました。私は栄東や西部文理を受けない代わりに淑徳与野を受けました。最後の合不合で80%の合格率をもらっていたので受かると思っていました。結果を知らないまま次の日の浦明けを受けましたが、どちらも不合格。浦明けは鼎での採点で不合格と分かっていたのでそこまでのショックを受けず、すぐに二月絶対受かってやると思えましたが、与野は凄いショックを受けて立ち直るのには、時間がかかりました。
それから二月受験まで、あっという間でした。この期間が一番真剣に勉強したと思います。朝から晩までずっと勉強していたので夜は早く寝るようにして、疲れがとれるようにいっぱい寝ました。

そして迎えた二月一日。私は緊張しすぎたみたいで、朝の三時半に起きてしまいました。その日は全然ダメで午前の洗足はもちろん午後の久我山STも落ちました。STも淑徳与野同様80%の合格率だったのですが多分、洗足の手応えから落ちたとしか思えなくてパニック状態になったんだとおもいます。
二月二日は、もう昨日のことは無かった事にしました。そして、一日に受かった同じクラスだった人みたいに、成瀬先生になったつもりで算数をときました。とにかく手を動かし続けないと、そこで終了だ!と思って頭の中は冷静のまま手はずっと動かしました。
算数も昨日よりはちょっと手応えありだったので、すこ〜〜しだけ安心して鼎に帰りました。
家に帰ってからも凄い心配でソワソワしていると、七時ごろに鼎から電話がかかってきました。父が電話に出て少し経ったら私に電話が回って来たので、「もしもし」って言うと、成瀬先生から「洗足合格」って言われたので、すっごい嬉しかったです!

レベルがあがってしまった洗足に行けるようにしてくれた先生達、ありがとうございました。
受験生へのアドバイスは、なんでも諦めないでやるってことです。どこかに落ちても可能性があるなら立ち直った方が得だとおもいます。

Qさんのお父さまより

娘はもともと競争心を表に出さず・どちらかというと引っ込み思案で、自分が出来ない事や苦手な事は直視しない傾向にありました。
小4の時には「私はなるべく目立たずに生きていきたいんだよ」と衝撃のカミングアウトをしてくる割に、『いや、そんなアホな点数取ってたら逆に目立つだろうよ』という位にテストの点数が悪くてもその場では落ち込んで、まさに喉元過ぎれば熱さを忘れるを地で行っており、正直この子の受験には不安しかありませんでした。

その一方で私が決めていたのは、2つ。
1つ目は鼎進学教室の講師の先生方を信じようと言う事でした。 もちろん入塾させた最初の頃は、決してそのような心持ちではありませんでした。 しかし家で娘と話していると「それ、同じこと成瀬先生にも言われた」というような事が多く徐々に信じてみようと思えるようになった。というのが偽らざる本音です。 手前味噌にはなりますが、私自身人並みには娘達に興味を持ち、観察し、どこをどう改善すればよのか悩みながら子育てを考えてきたつもりでしたが 入塾から2年間付き合っただけで、下手したら父である私よりも子供のことを理解し、心を掴み、尊敬を得て、率直に意見を述べてくれる人であれば、これは信頼できると思ったからです。というと褒めすぎでしょうか。ですが、私はそう思えたのです。

2つ目は受験当日の本番で点数が取れれば良いだけですから、途中の模試でどれだけ悪い点数を取っても怒らず、ただし復習だけはさせて二度と同じ間違いは犯さないように気をつけさせる。ということでした。これは鼎の復習ノートなどでも癖づけてくれるので非常に良かったと感じています。
ただ、途中この復習ノートをサボっていた時期があったのですが、そうなると更に出来ない・分からない事が増え、自信を失い、苦手意識が増幅してもう手遅れではないかと悲嘆に暮れるほどにまでなっていた時は激怒しましたが。

それでも毎日、講義の後に居残りさせてもらい少しづつでも取り返させていただいたのはありがたかったです。

鼎の良さの一つはこの、一人一人としっかり向き合ってくれること。その子のレベルと性格をしっかり把握して育ててくれること。目先の成長ではなく最後に受験という戦いに勝った上で、その先の人生においても自らの頭で考え行動することの重要性を解らせてくれることではないかと思います。
娘に「鼎の良さって端的に何?」と聞くと 即出てきた答えは「ちゃんと自分を見てくれてる」「多分先生からしたら言いにくいこともストレートに言ってくれるから分かりやすい」でした。
この子には、鼎進学教室が合っていたのだと思います。

受験そのものについては1月の受験から4校連続で不合格。お話にならないようなミスもしておりましたし、同級生が次々と合格を勝ち取っていく中で自分だけが合格校が無い状態の娘の心の内を慮ると、本当に辛かったと思います。泣いている娘と妻に、自分も泣きそうになりながら「ここで泣いて落ち込んでモチベーションを下げたらもうそれは負けだから、今日だけ泣いて明日から切り替えて最後まで戦え!」と言ったものの私も胸が捩れて千切れるほどで仕事は手につきませんでした。
しかしそんな中でも気丈に毎日鼎に通い続けた娘も、毎日懸命に送り迎え・お弁当の準備を甲斐甲斐しくしていた妻も、本当によく耐え頑張り続けたと思います。 もちろん受験本番の期間だけでなく3年もの長きに渡り頑張ってきたからこそ、の今だと思います。

この経験が娘の人生に良い風をもたらしてくれる事を願っていますし、その人生の大きな岐路として第一志望に受かる力をつけてくださった講師の先生方に心より感謝申し上げます。娘はこの中学受験の経験から、何より苦難に立ち向かう事の重要性とその方法を学んでくれたと思います。ありがとうございました。

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