【入試問題を解くにあたって必要なこと】
◎言語知識の量
漢字言語知識の問題への対応のみならず、文章読解、記述問題への対応に必要。
理科的な文章、社会的な文章でも読解に関する語彙や知識を増やすことは重要。
文章を正確に読むために必要な言語体系を身につける。
◎文章読解の力
文章読解の問題とは、情報を扱う能力を試されることである。
文章の内容を素直に受け取り、正確に把握する。
問の答えとなる情報の収集、整理。
収集、整理された情報を根拠として問に答える。(答えは必ず文章にある)
→普段学習するときも、なぜその答えになるのか根拠を示せるように解く。
(気分で解答を選ばない)
御三家は問題文が極めて難解ということではない。しかし、短い時間の中でいかに早く正解の解答を書くことができるかが大事である。また、全体を読んだうえで解答することもあるので、文章を読んで書く練習が大切である。
文章の主旨や要点を導き出す問題。
文章の構成や文脈展開を分析する問題。
文章読解の問題とは、情報を扱う能力を試されることである。
文章の内容を素直に受け取り、正確に把握する。
○「問」の重要性
題材としての文章と、採点される解答をつなぐ存在として重要。問を確実に読み、何が問われているのか、条件は何かを正確に読む能力が試される。
問の文章を最後まで読む。
問題作成者(学校の教師)と解答者(未来の生徒)との会話である。
【文章について】
◎物語の読解
整理すべき情報
自己
(主人公) 場面における中心人物 語り手 視点の主
自身に何か問題をかかえている → 問題の解決に努力する。
才能、素質を持っている → 物語の主題を実行できる。
他者 自己以外の存在 主人公の変化のきっかけ
家族 仲間 友達 味方
対立敵対関係にある存在 その他
環境 取り囲んでいる周りの世界。人間や生物の周囲にあって、
意識や行動の面でそれらと何らかの相互作用を及ぼし合うもの。
自然環境の他に社会的、文化的な環境もある。
登場人物はその影響を受ける。
できごと 人物に影響を与える様々な要素。 人物の変化のきっかけ
非日常 困難・試練 未知のできごと・価値観 異文化
他者との関わり 過去
理解の型
前・過去(現状) 変化のきっかけ(影響) 後・現在(結果)
自己中心的存在(子ども) 様々なできごと・経験 社会性のある人間(大人)
◎論説文の読解
整理すべき情報
筆者の主張 具体例 一般的事実
↑ 最も重要 ↑ 理解の助け ↑ 話題
よくある話題
現代社会に関する内容
現代人の行動変化 問題点 文明の皮肉 過去と現在の比較
文化の変化 衣食住 農 伝統 外国の文化・考え方との比較 現代の人間関係
言葉に関する内容
日本語そのもの 言葉の変化 読書から得るもの
自然に関する内容
環境問題 生態系の変化 人と自然
動植物のあり方 外国の自然観との比較
人生に関する内容
生きることそのもの 社会とのかかわり 家族
日本人の価値観 仕事のあり方 他者との関わり
ジェンダー 男らしさ女らしさを問い直す グローバル化
長文化の傾向は続く。文章の長さ、扱う情報量の多さが、まず冷静な理解を妨げる。そして文章論理展開そのものの難解さというよりは、ことばの意味がわからないことで読みづらくなっている。それでも、ある程度の語彙力があれば理解できる文章が選ばれている。また、背景に関する知識があるほうが読解力がつきやすい。そうすれば、文章になれていて速く読めるし、文章の理解につながる。
読書の経験を積むこと(文字としての言葉にたくさんふれる)によって、語彙力、文章理解の力は磨かれる。上位校(いわゆる御三家)の問題に対応するには低学年のうちから読書の習慣が身についていることが望まれる。速く読むこと、正確に理解することが問に答える前提になる。
問題冊子の情報のみ正しく整理すること。
その文章から学ぶ姿勢を持つこと。
主観的感想、個人的価値観は必要ない。
筆者の価値観を理解する必要はあるが、受け入れる必要はない。
頭の使い方を、「思う(主観)」ことから「考える(客観)」ことへ。
